英検1級2次対策 (2001/9/8)


2、英検1級2次試験対策:

2人の試験官が、別々に「内容(Contents)」と「話し方(Delivery)」について採点する。 どのような試験にも言える事だが、常に出題者側の意図を汲み取り、採点者の立場に立ったパフォーマンスを心がける必要がある。 ”自分は採点される立場”であることを認識し、相手に好印象を与えるように努める。 試験官との会話においてもコミュニケーションを楽しむつもりで臨み、スピーチにおいても可能な限り、よい雰囲気で行えるようにする。 試験官も人間なのだから、いかに客観的に受験者を採点しようとしても、印象、その場のなごやかな雰囲気によっては主観的になり、よい点数をつけてしまう場合もあるのではないか。 

 内容 (Contents):

ポイント: 序論で試験官の関心を引き、本論で自分が一番主張したいポイントを説明、結論で試験官に好印象を残す。

スピーチのStructure (構成)

個人差もあるが、2分間で話せる内容には制限がある。 話す速度、明瞭性を考慮に入れると大体200−250語くらいが適切ではないかと思われる。 一度、自分で2分間で何語くらい話せるか実際に試してみることを勧める。 スピーチの構成は次の3部構成が最も基本的な構成であり、一番まとめやすい。 各部の時間配分も参考にしてほしい。 

(1) 序論     (Introduction)   約20−30秒
(2) 本論     (Body)       約70−80秒
(3) 結論     (Conclusion)   約20秒

(1) Introduction:

いわゆる「つかみ」の部分である。 スピーチの出だしは、試験官の気持ちを引き付ける上で非常に重要である。 何人もの受験者を採点するわけであるから、試験官に、「また、同じようなスピーチか」と思わせては高得点は望めない。 奇をてらって、あるいは”うけ”をねらって、大胆な発言をする必要はないが(スピーチなれした高段者は別であるが、、)、出来るだけ相手に興味、関心を引かせるような出だしを心がけたい。 ここでは、スピーチの意図を上手く提示しなければならない。 時間配分を考慮に入れると、手短にすませないと、最後の結論まで、たどり着けず、途中でスピーチを終えてしまう可能性大である。 

(2) Body:

スピーチの本論にあたる部分である。 重要な点は2点。 自分が何を一番言いたいのかを明確にする。 Introduction(序論)からの話しの流れが論理的に流れるようする。 出来るだけ多くの情報を述べようと欲張る必要はない。 自分が最も言いたいポイントを1―2点、具体的に説明する。

(3) Conclusion:

自分の考えを結論付ける。 結論部分の役割は、主に2点。 スピーチの中で主張したポイントのうち最も重要な点を繰り返す(Reinforcement)。 スピーチ全体をまとめる(Summarization)。 このいずれかである。 序論部分と同様、手短に述べる必要がある。 前向きな意見で締めくくる。 結論のまとめ方によりスピーチ全体の印象が変わってくる。

(4) その他の注意点:

― Adherence to Title:

自分が選んだタイトルに対して、序論、本論、結論にいたるまで首尾一貫性を持たせる。 情報過多にならない。 欲張らない。 一番言いたいポイントのみ話す。 日本人の思考プロセスにも起因するが、序論ではタイトルに関して話しているにも拘らず、本論の部分で本筋から徐々にずれてしまって、結論部分では何が言いたいのかポイントが分からなくなるスピーチが多々あるため、特に注意が必要である。 

― Creativity:

他の受験者との差別化を図るためには、可能な限り、一般論ばかりを展開するのは避けたい。 自分という個人に根ざした主張、ユニークな視点から問題をみる、自己の経験を述べるほうが、独自性がでて、聞く側(採点者)を引き付け、飽きさせない。 この点を考慮に入れると普段から、自分の身の回りに起こること、いま話題となっている時事問題に対し、自分なりの意見をもつことが重要になってくる。 普段の生活からすでにスピーチ対策は始まっているのである。