Show Biz News 3 (2002/8/14)
2002年8月14日(水)

キングギドラ、再襲来−。同性愛者やHIV感染者に対する不適切な表現があったとして、4月にCD2枚が回収される騒動を起こした3人組ヒップホップグループ「キングギドラ」が、9月11日に新曲「911(ナインワンワン)」「ジェネレーションネクスト」を同時発売する。「911」は米中枢同時テロがテーマで、またまた話題を呼びそうだ。

回収騒動の汚名返上をかけて、キングギドラが再び動き出す。

「911」は、昨年9月11日に発生した米中枢同時テロがテーマ。今春の再結成第1弾として昨年10月に制作したが、衝撃的で政治的な内容にレコード会社が自主規制、発売が延期になったいわくつきの曲だ。発売にあたり一部歌詞を変更、再録音も行っており、正式タイトルは「911(Remix)」になった。

文明と正義、偽善、ごちゃ混ぜ アフガン難民に吹く冷たい風 犠牲はいつも市民の方へ来る 今夜もブッシュはベッドで眠る…。 政治や宗教、戦争と平和、報道などに対しての痛烈なメッセージが込められ、キングギドラの真骨頂ともいうべき過激な批評精神があふれている内容だ。

メンバーのZEEBRA(ジブラ)は、「9月11日の惨事と、今も続く報復行動に対して警鐘を鳴らさなくてはいけないし、平和とは何か、誰が犠牲になっているかを考えなくてはいけない」と制作の意図を説明。

その上で「政治や社会的な事件に視線を向けるのは、人間として当たり前。 日本の音楽業界やミュージシャン、ラッパーがあまりにも無関心だったり、意味のないことしか歌っていない、歌わせないのは、逆に不自然だし、不健全だ」と、今後も自分たちの信念を貫くつもりだという。

紆余(うよ)曲折を経た末、キングギドラが満を持して世に問う「911」。果たして今度はどんな論議と波紋を巻き起こすか。



キングギドラ:
ヒップホップ界の第一人者、ZEEBRA、社会派ラッパー、K DUB SHINE、DJ OASISの3人組。平成7年にインディーズからアルバムを発売するが、翌年活動停止。その後のヒップホップ界に多大な影響を与え伝説的存在になった。

2002年4月に復活シングル「F.F.B.」「UNSTOPPABLE」を発売。オリコン初登場5、6位とリアル・ヒップホップグループとして初の2曲同時チャートインを達成したが、歌詞に不適切な表現があり、回収騒動に。

グループ名の由来は「世界中で知られている日本のモノ」を考え、ゴジラから順に連想して、3人組ということから3つ首獣、キングギドラに決めたという。


同性愛者:
homosexual / gay

HIV感染者:
HIV carrier / HIV-infected patient / person living with HIV

回収する:
call in / claw back / collect / get in / recall / reclaim / retrieve / withdraw

話題を呼ぶ:
add excitement / arouse interest / generate publicity / stir up

〜の汚名を払拭する:
eradicate the stigma of

汚名を返上する:earn [buy] redemption

〜の汚名を返上する:destigmatize

(人)にとって衝撃的である:
be shocking to

衝撃的な:
bodice-ripping / devastating / shocking / startling / traumatic

自主規制:
self-imposed control / self-imposed regulation / self-imposed restraint / self-imposed restriction / self-limitation / self-regulation / self-restriction / voluntary control / voluntary restraint / voluntary restrictions

真骨頂を示す:
show one's true worth

報復行動:
tit-for-tat action

警鐘を鳴らす:
blow the whistle / raise an alarm / raise an alert / sound a warning

〜に警鐘を鳴らす:
strike a note of warning (against)

〜に警鐘を鳴らす:
send a wake-up call to

不自然な:
unnatural / against nature / artificial / cardboard / constrained / contrived / factitious / kindless / labored / stiff / studied

不健全な:
diseaseful / ill / insalubrious / insalutary / morbid / noxious / sick / tubercular / unsound / unwholesome

自己の信念を貫く:
advance one's convictions / persist in one's belief

自分の主義を貫く:
be steadfast to one's principles

確固たる信念:
clear-cut faith / settled conviction / unshakable faith

紆余曲折を経て:
after many twists and turns / through all one's fortunes

「人生というものはこういう紆余曲折の積み重ねのようなものなんでしょうね。」
Life is like full of these twists and turns.

満を持して放たない:
wait until the time is ripe / watch for an opportunity

多くの論議を巻き起こす:
cause many debates

(〜に)波紋を投げかける:
cause [create, make] a stir (in)


偽証罪などで禁固4年の刑に服している英国人作家ジェフリー・アーチャー氏が、獄中で新たな出版契約を結んだ。


アーチャー氏の代理人が明らかにした。

アーチャー氏は、小説2作と短編集1作を執筆することで、出版社のマクミラン・パブリッシャーズと合意したという。

[ロンドン 13日 ロイター]



偽証罪で拘置される:
be jailed for perjury

_年の禁固刑:
penalty of __ years imprisonment

長期の禁固刑に服する:
suffer lengthy imprisonment

獄中で:
behind bars / in jail / out of town
  • 獄中で過ごす:remain a prisoner
  • 獄中で行われる拷問:prison torture
  • 獄中で時を過ごす:spend time behind bars
出版契約:
book deal

短編集:
collection of short stories


スペイン出身の俳優アントニオ・バンデラスが、新作映画への思いを語った。


撮影先のアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた記者会見で述べたもの。

エマ・トンプソン共演の映画「Imagining Argentina」は、軍政下で左翼活動家の誘拐、殺害が多発した1976―83年を舞台にした作品。

バンデラスは「このような(残虐)行為を二度と繰り返さないよう、記憶に留めておかなくてはならないし、このため必要な映画だ。これは政治的、人間的な責任」と述べた。

撮影はアルゼンチンを経て、スペインで行われる。

バンデラスは今後、メキシコ人芸術家フリーダ・カーロを描いた出演作がベニス国際映画祭で上映されるほか、ニューヨーク・ブロードウェイでミュージカルの舞台に立つ予定。

[ブエノスアイレス(アルゼンチン) 13日 ロイター]



アントニオ・バンデラス:
Antonio Banderas 〔男優。1960-。暗殺者(1995)。マスク・オブ・ゾロ(1998)他〕

軍政下で:
under military administration

左翼の政治運動の活動家:
left-wing activist

誘拐:
abduction / hostage-taking / kidnap / kidnapping / manstealing

殺害:
killing / murder / slaying

残虐行為:
act of brutality / atrocious deed / atrocity / barbarity / cruel act

ベネチア映画祭:
Venice Film Festival